Yellowfinの導入事例【日本酒類販売株式会社 様】
データの抽出・分析に要する時間が20分の1に!生産性を大幅に向上
- 業種
- 飲食料品卸売業
- 従業員規模
- 794名(平成28年3月31日現在)
- 事業内容
- 酒類、清涼飲料水、その他の飲料、食料品およびそれらの原材料の売買ならびに輸出入、不動産賃貸 ・酒類卸売事業 ・食品卸売事業 ・国際事業情報システム機能 ・ロジスティクス機能 ・マーケティングとリテールサポート ・カタログギフトの運営 ・ネット販売支援事業
- 導入前の課題
- データ抽出のために休日出勤する社員も
- 導入後の結果
- データの抽出や検索に要する時間を大幅に短縮
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データ抽出のために休日出勤する社員も
日本酒類販売では以前からデータウェアハウス(DWH)を構築、積極的にデータ活用を行ってきました。 「当社では営業担当はもちろん、発注担当、受注担当、財務担当等、ほぼ全ての部署でBIツールを活用しています。各事業所にも、それぞれ2〜3個のライセンスを付与し、データ活用が可能な状態にしてきましたが、年々、利用を希望する担当者が増加していました。今までのシステムでユーザー数を増やすにはバージョンアップが必要でしたが、実行するには現状のハードウェアでは難しいということでした」 こう語るのは経営企画室次長の山根宏之氏です。 というのも、今までのシステムを使いデータ抽出や検索を実行しようとすると、相当な時間がかかっていたそうです。「例えば会議等で使用する月次レポートを作成ために、半日かけても結果が出ていことがありました。」と山根氏。『なんとかして欲しい』という声が上がり、DWH並びにBIの仕組みを刷新することとなりました。
導入コストが安価で、エンタープライズBIであったことがポイント
選定に際し、まず最低基準として掲げたのは「今までのシステムで行っていたことが新システムでも確実に可能であること」と山根氏は語ります。 「BIツールというと、検索結果のビジュアルが良いといった部分に目を引かれてしまうことがありますが、そういった部分に惑わされず、確実に今行っていることができるツールであること。そしてもう一つの条件がクラウドサービスであることでした」と山根氏は明かします。クラウドサービスの理由は、「先を見越して、サイジングをするのは難しいと考えた」と山根氏。そして数ある製品の中から、まずは3製品に絞り、それら3製品の中でYellowfinを選んだのは、「CPUライセンスを採用しているため、他の製品と比較した際、導入コストが安価だったこと。そしてエンタープライズ向けに作られていたこと」と山根氏は語ります。それだけでなく、今までのシステムはオンプレミスでしたが、今回のシステムはDWHもAmazon Redshiftというクラウド・データウェアハウスを採用しているため、「YellowfinはAmazon Redshiftでの実績があったことも、大きなポイントとなりました。実績があるとないのでは安心感が違いますから」と新システムの構築を担当する株式会社福島情報サービス 代表取締役の佐藤氏は続けます。そのほかにも、佐藤氏はYellowfinならモジュールをクライアントにダウンロードすることなく、Web上で完全に集中管理が可能なため、管理コストも低減できることを評価したと言います。
データの抽出や検索に要する時間を大幅に短縮
新システムの活用はまだ限定的ですが、それでも「すでに効果は感じています」と山根氏。「経営計画の資料作成を、新システムを使い実施してもらったのでが、今までのシステムではデータ抽出に早くて4時間、下手をすれば途中でフリーズしその日中に終わらないこともあった作業が、30分で完了したのです。毎回、資料作成の際には、『資料を期日までに提出したいが、コンピュータが止まるので間に合わない』という声が様々な拠点から上がっていましたが、今年度はそういった声はゼロでした」(山根氏) 時間が大幅に短縮されたことで、担当従業員の「生産性も向上していると思います」と山根氏は力強く語ります。「新しいBIツールを使って特殊な請求書の作成に必要な時間は1件約1〜2分。今までは1時間以上だったので、1件あたり1時間は前倒しになります。つまり請求書を200件作成するとなると、200時間前倒しして次の仕事に完全に移行ことができます。もちろんこれまでもデータ抽出・検索の結果が出るのを待っている間も仕事をしていましたが、『常に待たされている』状態なので、業務の途中で『検索は終わったかな』と気にかけることになり、仕事に集中しづらい。新システムではそれがなくなりますからね」と山根氏。 また佐藤氏は、これまで時間がかかっていた要因の背景として、「データベースのスキーマを公開していたことで、誰もが分析のためのクエリを自由に作成することが可能になっていた」ことを挙げます。その数1,000個超。クエリの中には全てのデータを対象にせずとも結果が出るものを、全てのデータから検索をかけるという作り方をしていたそうです。そこで新システムではスキーマの公開は止め、「エンドユーザーは提供されたレポートを活用するという形に変更しました」と語ります。「今までシステムではクエリの必要・不必要だけではなく、もはやどのようなクエリが動いているのか、誰も把握できなくなっていました。新システムでは、100%運用側が管理できます。これも導入で得られた効果です」(佐藤氏) “これまで早くて1時間、遅いと4時間位必要だった分析が、Yellowfinで構築した新システムでは1〜2分で完了するようになりました。これにより従業員の生産性の大幅な向上が期待できます。”
Yellowfin
Yellowfinは、専門知識のないビジネスユーザーでも簡単にデータ活用するための自動化された機能と、他のアプリケーションとの連携や業務フローへの組み込みで、データ分析をシンプルにします。
Yellowfin Japan株式会社
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