「Notionがすごい」と言われても、何がすごいのかわからない
同僚がNotionを使い始めた。SNSで「Notionで仕事が変わった」という投稿を見た。試しにアカウントを作ってみたが、画面を開いてもどこから手をつければいいかわからず、結局いつものExcelとメモ帳に戻った——。
「Notion 何がすごい」「Notion 何ができる」という言葉で検索する人が月に1,000件以上いるのは、こうした「すごいらしいけどピンとこない」状態のビジネスパーソンが一定数いることの表れだと受け取れます。
Notionは「万能ノート」とも「全部入りの仕事ツール」とも言われますが、その抽象的な説明が、かえって「何に使えばいいのかわからない」という状況を生みやすくしています。ExcelでもWordでもGoogleドキュメントでもない、では何なのか——その問いに答えるところから始めます。
「すごい」の正体——Notionが既存ツールと根本的に違う一点
Notionを「ノートアプリ」「Wiki」「データベース」と説明する記事は多くありますが、ビジネスパーソンにとってより実感しやすい言い方をすると、「情報とタスクと資料を一か所につなげておけるツール」です。
既存ツールとの違いを整理すると、次のように捉えられます。
Excelは数値の集計・管理に強い一方、文章や画像、リンクが混在する情報の管理には向いていません。WordやGoogleドキュメントは文書作成には優れていますが、複数のドキュメント間をつなげたり、一覧で管理したりすることは苦手です。Slackは会話の記録には向いていますが、決定事項や資料を「後から参照しやすい形」で残すことは難しい構造になっています。
Notionはこれらの「つなぎ目」を埋める設計になっています。議事録を書きながら、そこに紐づくタスクを同じページ上で管理し、関連する資料へのリンクを貼り、チームで共有する——このような「情報の文脈ごとのまとまり」を一か所で扱えることが、Notionの核心です。
ただし、この特性は裏を返せば「使い方を自分で設計しなければならない」ということでもあります。ExcelやWordには決まった使い方がありますが、Notionは白紙に近い状態から始まるため、「何をどう整理するか」の設計を自分で考える必要があります。ここに「何がすごいのかわからない」という感覚の根本があると考えられます。
「ピンとこない」と感じる、よくあるパターン
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