【無料・有料】予約管理システムおすすめ11選を比較！選び方や料金相場も解説

予約管理システムとは

予約管理システムとは、ネット上で予約の受付・管理・顧客対応・決済などを一元化できるシステムです。予約システムとも呼ばれます。例えば、Web予約フォームからの申込受付、予約情報の自動反映、確認メールの送信、オンライン決済、さらにはチケットの自動発行など、予約に関する業務を効率化する機能が備わっています。

このような予約システムは、飲食店、クリニック、スクール、イベント運営、コンサートなど、事前予約を必要とする幅広い業種で活用されており、ネット予約の導入や顧客満足度の向上に貢献しています。

予約管理システムをお探しの方へ

この記事では、おすすめの予約管理システムを特徴別に分類し、機能や価格などを比較しています。「すぐにツール選定に移りたい」という方は、以下の見出しをクリックして、詳しい製品情報をご覧ください。

• ▶【有料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）
• ▶【有料】おすすめの予約管理システム（病院・クリニック）
• ▶【無料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）

また、おすすめ製品を一覧表で比較したい方は、以下の見出しからご確認ください。

▶【比較表】おすすめの予約管理システム

予約管理システムの機能

予約管理システムは予約の管理にとどまらず、顧客管理や会計業務などにかかわるさまざまな機能を有しています。システム導入にあたっては、以下を参考に自社にとって必要な機能が備わっているかを確認しましょう。

予約管理システム導入のメリット

予約管理システムを導入すると、予約業務の効率化だけでなく、以下のような多くのメリットが得られます。

予約数の増加が見込める

電話で受付をする場合、基本的に営業時間でなければ対応できず予約の機会を逃すかもしれません。また営業時間内でも、担当者が別の仕事で忙しい、ほかの予約の電話に対応中などによって、常に予約対応ができるとは限りません。

予約管理システムを導入すれば、営業時間外や担当者が忙しいときでも、利用者は24時間いつでも予約が可能です。予約受付の自動化によって今まで逃していた顧客を取り込めるようになるため、予約数の増加が見込めます。

集客・販売を促進できる

予約管理システムには、顧客情報の管理や分析が行えるものもあります。この機能を活用すれば、過去の予約者にクーポンを送付する、メルマガを発行するなどのマーケティング施策を実施できます。

システムに管理されている顧客データを有効活用することで、リピート率の向上に直結する効率のよい販促が可能になります。

顧客満足度を高められる

予約管理システムを活用すれば、パソコンだけでなく、スマホやタブレットからも気軽に予約ができるようになります。専用アプリやLINEを通して予約や変更、キャンセルなどの操作を完結できる製品なら、顧客の利便性はさらに高まります。

例えば、LINEの友だち登録をするだけでユーザーが自動認識されれば、会員登録やログインの手間がかからず、取りこぼしの防止に役立ちます。

こんな業種・サービスにおすすめ

予約管理システムはさまざまな業種・サービスで活用されています。そのなかで、予約受付や顧客対応の効率化が求められる業種では、特に大きな効果を発揮します。システム導入によって、業務の自動化や売上向上が期待できる業種をまとめました。

• ●飲食店（例：レストラン、カフェ、居酒屋）
• ●クリニック・病院（例：内科、歯科、皮膚科、整骨院など）
• ●美容業（例：美容室、ネイルサロン、エステサロン）
• ●スクール・教室（例：語学教室、音楽教室、パーソナルジム）
• ●イベント運営・チケット販売（例：セミナー、ライブ、ワークショップ）

これらの業種では、予約の受付・管理・顧客対応・決済を効率化することで業務負担を軽減し、顧客満足度と売上向上を同時に実現できます。

ITトレンドでは、数多くの予約管理システムを取り扱っています。さっそく製品を比較したい方は、以下のボタンから一括資料請求（無料）をご利用ください。

予約管理システムの３つのタイプ

予約管理システムは、対応業種や価格によって以下の３つに大別できます。

業種を問わず利用できるタイプ（有料）

語学スクールや病院、美容室などさまざまな業界をはじめ、コンサートやイベントなどの予約制サービスの受付にも幅広く対応するタイプです。顧客管理から決済、集客まで、店舗運営に必要な機能を網羅しています。システム導入時の設定サポートから運用方法や集客の課題解決まで、充実したフォロー体制を提供する製品が多くあります。

【有料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）の見出しへジャンプ！

病院・クリニックに特化したタイプ（有料）

病院の予約受付に役立つ機能が搭載されているタイプです。時間予約・順番予約・時間帯予約などの予約方法に対応するほか、１診・２診など複数の診察室の予約が可能な製品もあります。電子カルテやレセコンと連携し患者情報を一元管理できる製品なら、受付から会計までの業務全般の効率化にも貢献します。

【有料】おすすめの予約管理システム（病院・クリニック）の見出しへジャンプ！

業種を問わず利用できるタイプ（無料）

多業種向けの予約管理システムには、無料で利用できる製品も提供されています。ただし、予約件数や顧客管理件数などに制限が設けられていたり、メール配信や決済などの一部機能が利用できなかったりします。複数店舗に対応する無料製品も少ないため、自社の規模や運用方法に適しているか判断したうえで導入するのがおすすめです。

【無料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）の見出しへジャンプ！

予約管理システムの比較ポイント・選び方

予約管理システムを選定する際には、以下のポイントに着目して比較してみてください。

使いやすい管理画面か

予約管理システムは、顧客が予約しやすいだけでなく、管理者にとっても操作しやすいことが重要な選定ポイントです。管理者は、リマインドメールの送信やキャンセル対応、集客状況の分析、マーケティング施策の設定など、多様な業務を日々行うため、わかりやすいインターフェースで、誰でも直感的に操作できる管理画面が求められます。

ドラッグ＆ドロップで予約枠やスタッフの配置を編集できるUIや、スマートフォンやタブレットでも管理画面にアクセスできるモバイル対応の有無も確認しましょう。外出先や複数拠点からでも柔軟に対応できれば、業務効率が大きく向上します。

無料トライアルが提供されている場合は、実際に操作してみて、予約枠の設定がしやすいか、管理画面の見やすさや動作スピードに問題がないかを体験的に確認することをおすすめします。

予約枠を柔軟に設定できるか

システムによって、設定できる予約条件は異なります。例えば、飲食店なら人数やテーブル単位の予約が必要です。貸会議室なら、30分単位や１時間単位の予約枠を設定できると稼働率を高められます。

また、設備やスタッフの空き状況にあわせて、自動で予約可能枠が更新されれば、手動で変更したり枠を管理したりする手間を減らせます。自社が求める予約条件や予約方法を洗い出し、必要な機能を搭載している製品を選びましょう。

決済機能が充実しているか

予約システムのなかには、オンライン決済機能を備えたものがあります。クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済など多様な支払い方法に対応していると、顧客の利便性が高まり、ネット予約のコンバージョン率向上にもつながります。また、事前決済を導入することで無断キャンセルの防止や、当日の受付対応の簡略化が可能になり、業務効率化にも貢献します。

予約から決済までを一つの予約管理システム内で完結できるかどうかは、導入の成否を左右する重要なポイントです。外部の決済サービス（例：Stripe、Square、PayPayなど）と連携できるか、自社の業種・サービスに合った支払い手段が選べるかを事前に確認しましょう。

マーケティング機能はあるか

集客を上げるためには、顧客情報をいかにビジネスに発展させられるかが重要です。特に、予約で知り得た顧客データをもとに、どのような分析が行えるかが鍵となります。

例えば、年齢層別の予約頻度や性別による利用率を把握できれば、リピーター獲得のための施策を打ち出しやすくなります。売上や集客の少ない曜日や季節などの傾向がわかれば、その時期にあわせてキャンペーンを実施し、課題に応じたサービス提供が可能です。

カスタマイズ性があるか

予約管理システムを選ぶ際は、自社の業務フローや業種特有の予約形式に対応できる柔軟性も重要な比較ポイントです。例えば、美容サロンではスタッフ指名や施術メニューごとの所要時間、医療機関では診療科ごとの対応枠など、業種に応じた細かな予約条件の設定が必要になります。

また、受付フォームに任意の入力項目を追加できるか、顧客情報の管理項目を自由に編集できるかといったカスタマイズ性があると、現場の運用負荷を軽減できます。予約ステータスの分類や、管理画面の表示項目なども調整できる製品であれば、より自社にフィットした形で運用が可能です。

【比較表】おすすめの予約管理システム

ここからは、おすすめの予約管理システムを紹介します。まずは製品の価格や機能、無料トライアルの有無を一覧表で比較してみましょう。また、ITトレンド編集部が調査し見えてきた予約管理システムの傾向もまとめています。製品の比較・検討にお役立てください。

• ●製品の提供形態は、インターネット経由で予約管理機能を利用するクラウド型のみ。
• ●すべての製品がスマホからの予約・変更に対応している。顧客管理も行えるが、管理できる項目や分析対象は製品によって異なる。
• ●LINE連携や事前決済などの便利機能をもつ製品は限られる。一部、オプション提供の場合もある。
• ●有料製品の多くが無料トライアルを実施している。最長で60日間無料で試せる製品も。
• ●無料プランでは、オンライン予約や顧客管理などの基本機能のみの利用に限定される場合が多い。予約件数や管理できる顧客数などにも制限が設けられている。

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

予約管理システムの人気傾向が知りたい方は、以下の月間ランキングもご覧ください。

予約管理システムの料金相場

予約管理システムの費用は、予約件数・機能・サポート体制などにより大きく異なります。一般的な傾向として、個人や小規模店舗向けのクラウド型サービスは、無料～数千円程度で導入可能です。

一方で、予約枠の細かいカスタマイズや多拠点・多機能対応が必要な中規模以上の事業者では、月額数万円程度の料金が発生するケースが多くあります。

• ●初期費用：無料～25,000円
• ●月額費用：無料～55,000円

なお、既存サービスを利用するのではなく、自社独自にスクラッチ開発（オリジナル開発）する場合は、開発費用として数十万円～数百万円規模の初期コストが発生します。

料金プランが公開されておらず、個別見積が必要なサービスもあるため、気になる製品については積極的に資料請求・問い合わせを活用して情報を集めましょう。

【有料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）

ここでは、美容室・サロン・スクールなど多業種で利用できる有料の予約管理システムを紹介します。

リピッテビューティ

株式会社コネクター・ジャパンが提供する「リピッテビューティ」は、LINEを使った予約が特徴のサービスです。ヘアサロンやエステ、フィットネスなど幅広い業種で導入されています。LINE公式アカウントの一斉配信を使用してキャンペーンのお知らせを送るなど、リピーターの囲い込みも行いやすいでしょう。

参考価格：【個人利用】月額2,000円～【店舗利用】月額8,000円～

【有料】おすすめの予約管理システム（病院・クリニック）

病院やクリニックの診療予約や管理業務に適した機能を搭載している予約管理システムを紹介します。

病院の診療予約に適したシステムについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【無料】おすすめの予約管理システム（美容室・サロンなど多業種）

コストを抑えて導入したい場合は、無料プランが用意されたクラウド型サービスがおすすめです。

Square 予約

Square株式会社が提供する「Square 予約」は、無料から利用できる予約管理システムです。詳細な予約のカスタマイズが可能で、理髪店や美容室、ネイルサロン、語学スクールなど多種多様な業種に対応しています。予約管理をはじめ、POSレジ対応や複数方法の決済、顧客管理、スタッフ管理などの豊富な機能も特徴です。無料プランでは、一部の機能のみ利用できます。

参考価格：月額3000円～　※無料プランあり

STORES予約

STORES株式会社が提供する「STORES予約」は、累計導入数15万社以上の実績豊富な予約管理システムです。美容院やスクールなどのサービス予約から、社内の健康診断の予約まで幅広く利用されています。予約管理や決済などの一般的な機能に加えて、メルマガやSEO、SMS配信といった集客機能も充実。無料プランでは、月間予約件数や公開ページ数に制限があります。

参考価格：月額9,790円～（税込み）※無料プランあり

RESERVA

株式会社コントロールテクノロジーが提供する「RESERVA」は、30万社以上の導入実績をもつ多業種向けの予約管理システムです。メルマガやクーポンの配信、予約抽選を自動化でき、予約受付から集客までトータルサポートします。無料プランでは、月間予約50件、登録顧客250件以内の利用が可能です。

参考価格：月額3,520円～（税込み）※無料プランあり

AirRESERVE

株式会社リクルートが提供する「AirRESERVE」は、予約業務を自動化して電話や窓口対応の時間を軽減できるシステムです。予約者が好きな時間から申し込む「自由受付タイプ」と、管理者が設定した予約枠から申し込む「事前設定タイプ」の２つの予約枠を選択可能。無料プランでは、予約管理や顧客管理、オンライン決済などの基本機能を利用できます。

参考価格：月額5,500円～（税込み）※無料プランあり

SelectType

株式会社セレクトタイプが提供する「SelectType」は、さまざまな業種に適した170種類以上のテンプレートが用意されています。クレジットカードやコンビニ決済、銀行振込のオンライン決済に対応し、決済手数料が発生します。無料プランでは、イベント作成３件・参加申込受付50件・保管可能な顧客情報100人までなどの制限があります。小規模利用に適しているでしょう。

参考価格：月額1,500円～　※無料プランあり

おすすめ製品の多くは資料請求が可能です。以下のボタンからご利用ください。

予約管理システム導入時の注意点

予約管理システムの導入にあたり、以下のようなポイントに注意しておくことで、スムーズな運用と効果的な活用につながります。

■電話受付よりも予約をキャンセルされやすい

システム導入によって、利用者は簡単にオンラインで予約できるようになりますが、その反面、キャンセルも気軽に行えるようになります。キャンセル対策として、事前決済機能やリマインドメールの送信機能を活用することで、無断キャンセルの防止やリスク軽減が可能です。

■ツールに慣れるための時間を考慮する

予約管理システムはシンプルな画面設計であっても、導入時には担当者への操作研修や社内ルールの整備が必要です。特に多店舗展開や複数部門で使用する場合は、マニュアル作成やトレーニングの時間を事前に確保し、システム定着までの期間を見込んでおきましょう。

■ダブルブッキングの可能性がある

ネット予約と電話予約を併用する場合、予約情報の重複（ダブルブッキング）に注意が必要です。電話予約を受けたら即時にシステムへ登録する、専用の担当者を設けるなど、社内のルールづくりと共有を徹底することでトラブルを防げます。

■販売形態とサポート体制を確認する

予約システムのなかには、自社で直接販売している製品と、販売代理店を通じて提供される製品の２種類があります。自社販売モデルはベンダーとの直接のやり取りが可能な反面、サポートが限定的な場合もあります。一方、代理店販売モデルでは手厚い導入支援がある反面、やり取りに時間がかかるケースもあります。導入後のサポート範囲（初期設定・トレーニング・問合せ対応など）を含めて比較検討することが大切です。

まとめ

予約管理システムを導入すると、施設やサービスの予約をパソコンやスマホから行えるようになるため、顧客の利便性が高まります。電話対応時間や店頭での支払い対応時間も削減できるため、業務効率化も図れます。オンライン予約の仕組みを構築したい企業や、既存システムに課題を抱えている企業は、どのような製品が提供されているのか知ることからはじめてみましょう。

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