Yellowfinの導入事例【バリューコマース株式会社 様】
全社員が実績の確認、キャンペーン成果の計測にYellowfinを活用
- 業種
- 広告業
- 従業員規模
- 241人 (2017年12月31日現在、連結ベース、臨時雇用を含む)
- 事業内容
- 広告事業(アフィリエイトマーケティング、ストアマッチ) CRM事業
- 導入前の課題
- 最新のレポーティング結果が見られる場所を作りたい
- 導入後の結果
- Yellowfinを見て会話する文化が根付いた
Yellowfin Japan株式会社のYellowfinについて詳しく知りたい方はこちら
最新のレポーティング結果が見られる場所を作りたい
eコマース市場の成長に伴い、バリューコマースも業績を順調に成長させてきました。同社のサービスの中でも最近、特に好調なのがヤフーショッピング向けのCRMツール「STORE’s R∞」です。優良顧客を育成すると同時に売上拡大を支援するため、同ツールを採用するストアが増えています。業績好調の同社ですが、カスタマーリレーション本部情報システム企画室の長谷達氏は「実はYellowfinを導入するまで経営陣が見たい数字がすぐに見られる状況ではありませんでした」と明かします。 以前の同社では、数字はそれぞれの担当者が管理しており、経営陣が「クライアントの現在の実績を見たい」というと、各担当が管理している数字を集計して提出しなければなりませんでした。また集めた数字も人によって更新の日付が異なっていたりするため、「これが最新の数字かと問われても、そうですとすぐには答えにくい状況でした」と長谷氏。また、人によっては最新ファイルがどれかわからず、そのたびに探すという状況もあったようです。 「経営陣が見たい時に最新のレポーティング結果が見られる場所を作りたいと思い、BIツールの導入の検討を始めました」と長谷氏は語ります。
バリューコマース株式会社 カスタマーリレーション本部 情報システム企画室 長谷達氏
100%WEBでインターフェース が単純なところを評価
2014年秋ごろより、BIツールの検討を開始。「表現したいことを書き出して、それを実現する機能や性能が提供されているか。 クラウドかオンプレミスか、バックアップの仕組みはどうなっているのか、セキュリティーの設定など、運用環境などを チェックしていきました」(長谷氏)。 性能リストをつくり、○×方式で複数種類のBIツールを選定、体験版を使ってみたと言います。 使い勝手から2製品に絞り、最終的にYellowfinが選ばれました。その理由について長谷氏は「まずは100%WEBであること」と語ります。 ローカルPCへのデータ保存が不要で、データの定義もすべてサーバーに保管できます。 「ファイルもメールでやり取りする必要はなく、URLを送れば最新情報がいつでも取得できるのもよかったですね」と長谷氏。 他のBIツールではファイルをクライアントにダウンロードできるようになっていたものも多く、それだと以前抱えていた課題が 解決できないからです。そして、インターフェースが単純なこと。「BIツールはすべてできることはほぼ同じです。 他のBIツールはすべての機能を1ページに盛り込んであるExcelと似通ったインターフェースでした。 一方、Yellowfinはシンプルなインターフェースで、作業順番を導いてくれます。そこを評価しました」と長谷氏は続けます。 そのほかにもSQLが使えるため、ツール独自の関数や作業を覚えなくてもよいこと、アクセス権などもLDAPと連携して 一つの画面で集中管理できることなども評価したポイントとして挙げてくれました。
Yellowfinを見て会話する文化が根付いた
Yellowfinでの分析画面
スモールスタートで始まったYellowfinですが、2017年より全社員にアカウントを配布し、「クライアントや媒体の実績の確認、当社が主催しているキャンペーンの成果の計測に活用しています」と長谷氏。その他にも業務の可視化ツールとしても活用していると言います。例えばサイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォーム「kintone」との連携もその一つ。「連携して使うことで、何の目的でこのアプリが作られたのか、管理しやすくなります。またYellowfin自体も不要なレポートがたくさん作られることもないのできれいに使えますからね」(長谷氏) 全社活用が進んで約1年。「徐々に効果も出ています」と長谷氏。第一の効果は、必要な時に必要なデータが見られるようになったこと。「これまでは週1でのレポート作成でしたが、今はリアルタイムで見られるようになりました」と長谷氏は語ります。 第二に、技術の人に依頼しないと見られなかったデータも見られるようになったこと。「依頼してすぐデータが出てくるわけではありませんからね。待ち時間および閲覧するデータのタイムラグ問題も解消できました」(長谷氏)。 第三は、複数の広告媒体実績の合計値が見やすく、分析がしやすくなったこと。「媒体別の実績を横断して比較することなども容易にできるようになりました。データ抽出作業時間の削減などにも貢献しています」と長谷氏は続けます。 第四は、すべてのデータが長谷氏の部署に集まるようになったことで、縦割りで対応していた作業が横の作業にもつながるようになり、業務改善の提案がしやすくなったことです。 第五は、見るべき指標が標準化されたため、メンバー間のコミュニケーションミスが減り、ロジカルになったこと。第六は、全社員がすべての情報の閲覧が可能なため、社内での情報共有スピードが上がったことです。「Yellowfinを見て会話する文化が根付いたことは大きいですね」。Yellowfinでレポートを作れる人も増えてきました。「これまでExcelで作成されていたレポートもYellowfinに置き換わっているのですよ」と長谷氏は満足そうに話します。 Yellowfinでリアルタイムの数字を把握できるようになった同社。その強みを武器に、集客からリテンションまでをトータルに支援するソリューションの充実を加速させていくのでしょう。
Yellowfin
Yellowfinは、専門知識のないビジネスユーザーでも簡単にデータ活用するための自動化された機能と、他のアプリケーションとの連携や業務フローへの組み込みで、データ分析をシンプルにします。
Yellowfin Japan株式会社
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