クラウド型WMS(倉庫管理システム)製品比較
ITトレンド編集部で選出したクラウド型WMS製品を紹介します。
クラウドトーマス
- 【改善実績1000社以上】40年の物流ノウハウで物流改善を実現
- 【連携強化】基幹システム対応・一部システムとのAPI連携が可能
- 【90%以上のユーザーが利用】物流プロが行う本気の導入サポート
物流会社として経験豊富な株式会社関通が開発した「クラウドトーマス」は、現場で必要とされる機能を搭載した倉庫管理システムです。特に、ハンズフリーでピッキングができる機能は口コミでも評価されています。ほかのシステムとの連携実績があり、ゲートアソートシステムや受注管理システムなどとつなげることが可能です。丁寧な操作サポートもあるので安心して導入できるでしょう。
参考価格:初期費用200,000、月額90,000円~
ロジザードZERO
- 【365日電話サポート】システム担当の方がいない企業様も安心
- 【多種多様な現場で稼働】20年以上のノウハウを活かしたご提案
- 【自動連携強化中】各種システム・マテハン機器との連携実績豊富
ロジザード株式会社が提供する「ロジザードZERO」は、入出荷や棚卸などの基本機能に加え、ロット・有効期限・シリアル管理にも対応し、幅広い商材を扱えるクラウドWMSです。標準機能を活かして短期間で稼働しやすく、運用に合わせたアドオン開発や周辺システム連携も可能です。多言語対応や海外展開支援、365日の電話・メールサポートにより、現場の安定運用を後押しします。
参考価格:お問い合わせください
W3 mimosa
- 『高機能』業種別テンプレートをはじめ150以上の機能を標準搭載
- 『使いやすい』表計算ソフトに近いデザインを導入、使いやすいUI
- 『各種システム連携』既存システムやECカート、OMSとも連携可能
株式会社ダイアログが提供する「W3 mimosa」は、在庫・倉庫管理に必要な機能を幅広く備え、拠点をまたぐ運用にも対応できるクラウド型システムです。業界別テンプレートで業務を整えやすく、連携実績のある周辺システムも活用しながら導入を進められます。また、ダッシュボードで生産性や進捗、在庫充填率、出荷傾向を可視化でき、レポート作成や改善検討の負荷軽減に役立ちます。
参考価格:初期費用200,000円、月額37,500円~/ユニット
SLIMS
- 物流のスペシャリストが貴社の課題を解決
- ロボット・AIなど最新テクノロジーに対応
- 導入実績は大手企業を中心に400社以上
株式会社セイノー情報サービスの「SLIMS」は、製造業や物流業、卸売業など、幅広い業種に対応した機能を備えているシステムです。また多言語化対応、自由な項目設定など、業務に合わせて柔軟に扱えます。さらに特徴的なのが、ベンダーのコンサルティングスキルの高さです。現場ごとに適した設計をしてくれるうえ、安定稼働するまでサポートしてくれます。
参考価格:【クラウド】月額150,000円~【オンプレミス】6,000,000円~
ONEsLOGIクラウド/倉庫管理
- 【専門性】現場改善ノウハウの蓄積と現場視線での開発が強みです
- 【経済性】本格的な入出庫・在庫管理システムが月額7万円から
- 【迅速性】システム導入は最短14日 スピーディーに利用開始
「ONEsLOGIクラウド/倉庫管理」はロジスティードソリューションズ株式会社が提供しており、導入前後の一貫したサポート体制が魅力の倉庫管理システムです。導入前にお試し運用ができ、導入までの期間は最短2週間です。導入後はデータの一括登録や初期設定を代行してくれます。EC受注管理など、BtoCにも対応する機能を搭載しているほか、複数拠点での運用も可能です。
参考価格:月額70,000円~
W-KEEPER
- 倉庫管理システムを短納期・低価格で利用したい企業に最適です。
- ハンディターミナルの入出荷検品もご利用いただけます。
- 荷主数、、拠点数には制限がありません。
「W-KEEPER」は、三谷コンピュータ株式会社が提供する倉庫管理システムです。汎用性が高く、食品や雑貨、アパレルなど幅広い業種に対応しています。また多言語対応しており、英語や中国語での運用も可能です。使用期間に制約がなく、最短1か月から運用を始められます。オプションの追加や停止も自由なため、導入のハードルが低い倉庫管理システムです。
参考価格:初期費用500,000円~、月額80,000円~
流通統合システム logiec
- 【OMS・WMS搭載】受注から出荷まで一元管理・自動化できる
- 【連携強化】あらゆるカートやモールとのAPI/CSV連携が可能
- 【10,000円から始める倉庫管理】提案コストの削減にも役立つ
株式会社はぴロジが提供する「流通統合システム logiec」は、OMSとWMSの機能を備え、入出庫・在庫・ロット・消費期限管理など倉庫業務を一つに集約できるサービスです。スマホハンディでのバーコード運用にも対応し、出荷指示データは目的別に抽出条件や並び順を指定して取得可能。手作業によるCSV編集の負荷や抽出ミスを抑え、庫内作業の効率化と運用改善を支援します。
参考価格:月額10,000円~
COOOLa(クーラ)
- 豊富な機能と柔軟なカスタマイズに対応できるWMS
- AGV・AMR・自動倉庫など機器関連との連携実績も豊富
- 大手企業から中小企業まで700社以上にご利用いただいているWMS
「COOOLa(クーラ)」は、株式会社ブライセンが提供する倉庫管理システムです。倉庫内の作業員の進捗を一覧で表示し、生産性向上の改善に活かせます。また、AIによって出荷量を予測し、必要な人員数は自動で算出されます。なお、個人単位で進捗を把握できるので人事評価も可能です。作業効率を上げるために、納品書やピッキングリストを1枚にまとめることもできます。
参考価格:お問い合わせください
RMS
- WMSとの共通インターフェースでロボット・マテハンを一括制御
- 倉庫内のロボットやマテハンを低コストで導入
- ロボットの選定から業務設計までトータルサポート
株式会社セイノー情報サービスが提供する「RMS」は、物流ロボットやマテハンを業務システムと連携させるWES機能を共通部品化し、WMSとセットで提供するシステムです。多様なロボットやデバイスを集中管理し、業務要求を適切に変換して制御できます。共通インタフェースにより機器選択や追加にも柔軟に対応し、導入を進めやすい点が特徴です。ロボット選定から業務設計、3Dシミュレーションによる改善まで支援します。
参考価格:お問い合わせください
LMS
- 拠点間の最適な物流プランニングと在庫・実績情報を可視化
- 物流コストの自動計算とKPI管理でサービスレベルを向上
- 機能拡張により輸出入管理とロジスティクスPSI管理も可能
株式会社セイノー情報サービスの「LMS」は、複数拠点の在庫データを一元管理して物流全体を最適化するシステムです。輸配送計画や請求書発行管理、物流KPI管理など、物流全体をサポートする機能を搭載しています。さらに、グローバルSCMにも対応しており、同社の「LMS-PSI」や「LMS-GLOBAL」と連携することで実現できます。
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タナヨミ
- 【棚管理、バーコード管理を行うことで人的ミスの削減!】
- 【在庫データをリアルタイムに共有】
- 【各企業様の運用に合わせてカスタマイズが可能】
株式会社ロジ・グレスが提供する「タナヨミ」は、物流・倉庫業の知見を活かして開発された倉庫・在庫管理システムです。入荷・出荷検品や棚卸に加え、ロケーションやバーコード、ロット、有効期限管理を標準搭載し、在庫情報をリアルタイムに共有できます。運用に合わせた調整にも対応し、担当者依存の解消や検品ミスの抑制、先入先出の自動引当による効率化を支援します。また、導入時の環境整備から運用開始後まで一貫してサポートします。
参考価格:月額24,000円~150,000円
vTradEx
- 物流全般の管理をオールインワンで提供し、コスト削減に寄与
- WMSで先進的な管理と技術を融合し、パフォーマンスを最大限に
- 3,000社以上の導入実績を基にサプライチェーン全体を最適化
株式会社ビッグハンズが提供する「vTradEx」は、倉庫内業務の最適化とデジタル化を支援する物流DXプラットフォームです。WMSに加え、LMS・OMS・TMSなどをオールインワンで備え、庫内運用から輸配送までを一体で管理できます。多業種向けのテンプレートを活用し、導入を進めやすい点も特徴です。日本向けには物流戦略の検討からシステム構築、倉庫運営支援、保守・運用まで一貫したサポートを提供します。
参考価格:初期費用1,000,000円、システム利用料200,000円
LOGILESS
- 自動出荷率は90%以上!受注から出荷まで何もしなくてOK
- 荷主様からの連絡が無くても作業開始が可能
- 倉庫事業様は無料で利用が可能
株式会社ロジレスが提供する「LOGILESS」は、EC向けの受注管理(OMS)と倉庫管理(WMS)を一体化し、受注から出荷までの流れを同一システムで運用できるサービスです。注文情報を定期的に自動連携し、データ受け渡しや取込作業の負荷を軽減します。フリーロケーションや賞味期限、ロット管理、各種バーコード対応も備え、複雑な商材の在庫・出荷管理を支援します。複数荷主の一画面管理など、生産性向上の機能も利用できます。
参考価格:お問い合わせください
クラウド型WMSとは
インターネットを介して倉庫管理業務を行うシステムを指します。システムを構築する必要がないため、比較的安価で短期間のうちに導入できるのが大きなメリットです。また機器に依存しないため、複数名での管理もしやすく、属人化しないのも魅力でしょう。
その反面、オフライン下では使用できない点や、オンプレミス型に比べてカスタマイズがしづらい点はデメリットです。
クラウドの課題をカバーするオンプレミス型やパッケージ型のおすすめWMSはこちらからご覧いただけますのであわせて参考にしてください。
クラウド型WMS(倉庫管理システム)で効果が出た事例
ここからはクラウド型WMSの導入で効果が出た事例を紹介します。
コスト削減の成功事例
クラウド型WMSは、オンプレミス型に比べて導入コストが安くなることが多く、維持費用も一定であることが多いため予算の面で大きな魅力があります。
初期導入コストの削減ができる
ある企業は、初期費用の安さを理由にクラウド型を採用しました。
オンプレミス型ではサーバなどの環境や、運用のためのスタッフは自社で用意しなければなりません。しかしクラウド型ではそれらが不要なため、費用を削減することができました。
予算の見通しが立てやすい
ある企業は、予算の見通しが立てやすい点からクラウド型を採用しました。
オンプレミス型を採用した場合、急なサーバ設備の故障やシステム障害対応をすべて自社で実施しなければならず、不測の出費を強いられるリスクがあります。
クラウド型であれば、サーバ故障予防のための老朽化対策や障害対応はすべてベンダー側で行うため、導入後予算の見通しを立てやすくなりました。
短期間での導入が実現した成功事例
ある企業は、わずか半年の間に倉庫運用の準備を整えなければなりませんでした。
そこで目を付けたのが、短期間での導入が可能なクラウド型倉庫管理システムです。クラウド型は自社でサーバなどの設備を整える必要がないため、導入までの時間を短縮できます。
この企業は2か月という短い期間でシステムを導入し、社員研修に余裕をもって時間を割くことができました。
社外からのアクセスのしやすさで業務効率の改善ができた成功事例
ある企業は、社外からのアクセスしやすい点を評価してクラウド型を採用しました。
営業など物流部門以外の社員が、リアルタイムに更新される出荷・入荷状況や在庫状況を外出先で確認でき、業務効率が上がりました。
オンプレミス型の場合は、社外から社内環境にアクセスするためにはVPN(専用線)が必要になる場合もあり、コストがかかります。一方クラウド型は通常のインターネット回線経由でアクセスできるため、コストをかけずに運用できます。
最適なクラウド型WMS(倉庫管理システム)を選ぼう
クラウド型WMSのメリット・デメリットを踏まえたうえで、自社にとって最適なのはクラウド型なのか、オンプレミス型やパッケージ型なのかを一度検討してみてください。導入目的や必要な機能などを明確にしてから製品を選ぶと導入に成功しやすいでしょう。無料トライアルなどを活用し、十分な検討をしたうえで、最適なWMSを選びましょう。



